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警察軍 反体制派大量逮捕と発表〈V.C32年1月春季27期〉

警察軍 反体制派大量逮捕と発表


(写真=バーラジア共産党のアジトを急襲する警察軍実力部隊。ヴィンホア市内で)

 警察軍(国家憲兵隊)本部はV.C.32年1月春季第23期、全国規模で実力部隊を投入、共産主義勢力であるバーラジア共産党党員とナムキ族(少数民族)独立派を含む反体制派危険分子の大量逮捕に踏み切ると共に、ナムキ族独立派の首魁で同族独立戦線議長のソン・サウンをゴンヤン市郊外の私邸において軟禁状態に置いたと発表した。バーラジア共産党とナムキ族独立戦線は結託して地方の警察署やバーラジア人経営の商店を襲撃するなど、非合法で悪辣な破壊工作を行っており、背景には旧王政残滓(旧ヴィエン朝残党)の存在も指摘されている。
 警察軍本部の発表によれば、今回の総逮捕者数は347名(うち刑事拘留113名、起訴処分188名、外国籍の逮捕者は無し)で、大半はバーラジア共産党員やナムキ族独立派で占められているが、個人で政府批判のビラをばら撒いたり、無許可でデモを強行するなど反体制的言動を行った一般市民も含まれている。本件に関しては海外メディアの報道について、バー・ウォン・ラム外務省報道官が記者の質問に答えた。
【外務省報道官記者会見】反体制派逮捕に対する諸外国の非難を断固拒絶〈V.C.32年1月春季24期〉

首都圏に防空レーダーサイト 基地直掩戦力として防空ミサイル配備


(写真=防空レーダーサイトで航空図に書き込みを行う女性兵士。我が国では女性も国防に貢献している)

 首都圏の防空・迎撃任務を担う戦術防空軍第一管区内に防空レーダーサイトが完成し、本日稼動を開始した。首都圏一帯の防空監視と管制任務に就く。また、国防省は、今後各地に配備する予定の防空レーダーサイトと迎撃戦闘機、地対空ミサイル部隊をネットワーク上で統合運用する防空指揮システムをICE_OSの導入によって完成させたい意向で、ICE社への技術協力の要請を前向きに検討するとしている。
 尚、今回防空レーダーサイトに配備された基地直掩戦力の防空ミサイルは、国産の中距離地対空ミサイルADM-2であるが、誘導方式が旧式でECMにも弱い。その為、国防省は防空ミサイル・システムについても新規調達を検討している。国内の兵器産業は国産デュアルロール機開発計画(BDF計画)に総動員されており、技術的な点からも、海外調達を行うとの見方が有力だ。

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