国際放送・自由バーラジアの声(The Voice of Free Barrasia)

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ノイバウト問題・ウィルバーとの民間交流拡大について〈V.C.32年2月78期〉

【記者】ノイバウト共産政府革命会議議長のオイサァ・バラウェルが我が国の軍備拡張を『宣戦布告にも匹敵する脅威だ』と非難した。これについてコメントは。

【バー・ウォン・ラム外務省報道官】 今回の臨時国防費の支出により強化される国民軍の戦力が、特定の国又は地域を標的にしたものであると言及したことは、政府の公式見解としては一度としてない。自存自衛の為にヴァレフォールの全ての主権国家に認められるべき国防政策の範疇であり、ひいては、ネルヴィルの平和と安定の維持と言う大局に立ったものであるから、共産圏にもまた特定の国と地域にも直接的脅威を及ぼすものではないと認識している。率直に言って、我が国はオイサァ・バラウェルの被害妄想に辟易している。

【記者】ICE社のヴィンホア支社設置を皮切りに同社からの積極的な技術導入が進むなど、ウィルバーとの経済交流が拡大している。一方で同国とは正式な外交関係が無く、経済交流や人的往来に支障をきたしている。同国との国交樹立の予定はないのか。

【バー・ウォン・ラム外務省報道官】 ウィルバー国務省との外交折衝で、同国のオーラム特別区とニューオルタルスシティにフェイルディラシア経済文化友好協会(FECFA,フェクファ)の事務局を設置することで合意した。ビザ発給や経済面での関係調整など実務処理を行う民間の窓口機関であり、将来の国交樹立に向けた過渡的関係の構築と思って頂ければ良い。経済面での関係強化の他にも、両国と両国民間の相互理解を深める上で大きな一歩となるものと信じる。