統一神州の軍事兵器(案)
神州民国陸軍
【29式戦車(Type29MBT)】
全長 | 10.38m |
全幅 | 3.37m |
全高 | 2.42m |
戦闘重量 | 41t |
最大速度 | 60km/h(路上) |
航続距離 | 500km |
主兵装 | 51口径125mm滑腔砲(42発) |
副兵装 | 12.7mm機銃(520発),7.62mm機銃(2300発) |
6連装76mm発煙弾発射機×2 |
旧神州人民共和国の神州南方工業公司(SORINCO)が開発した最後の主力戦車。蓬莱島での神州民国との最終決戦を想定し、大量配備が可能な優れた経済性をコンセプトに開発が行われた。そのため、既に実用化されている神州製の一世代前の戦車をベースとし、共産圏での実質的な標準仕様となっているDST-11ポードヴィクから積極的な技術導入を行うなどの工夫がなされた。
車体と砲塔の前面に装着された複合装甲がモジュール化により換装可能となり、間接防御として迷彩塗料に対赤外線/ミリ波レーダー対策が施されたのは過去の神州製戦車には例がなく、25式戦車の最大の特徴と言えるだろう。主砲はDST-11と同じ51口径125mm滑腔砲で、共産圏共通規格の125mm砲弾に加え、国産のAPFSDS弾(装弾筒付翼安定徹甲弾)、HEAT弾(対戦車榴弾)にも対応している。また、29式戦車の最終生産型ではヤードゴニエの技術をベースにした砲発車ミサイルの運用能力を持つ。
なお、神州民国の大陸奪還によりSORINCOは接収され、共産圏規格の125mm滑降砲を換装した上で29式戦車を再生産する案が持ち上がっている。
【32式30mm自走機関砲(Type32/30mmSPAAG)】
全 長 | 6.71m |
全 幅 | 3.22m |
全 高 | 4.82m |
戦闘重量 | 22.7t |
最大速度 | 53km/h(路上) |
航続距離 | 450km |
兵 装 | 25mm機関砲4門(1000発) |
地対空ミサイル発射機×4 | |
乗 員 | 3名 |
32式30mm自走機関砲は、神州で最も新しい防空システムである。主武装は砲塔に搭載された30mm機関砲4門で、必要に応じて着脱式の携行型SAM(地対空ミサイル)発射機4基を装備できるハイブリッド方式をとる。30mm機関砲の有効射程は最大2000m、地対空ミサイルは500〜6000mで、低高度を飛行する航空機やヘリコプター、UAV(無人航空機)を昼夜関わらず全天候下で迎撃する能力を持つ。
なお対空戦闘に際しては、通常は捜索レーダーを搭載した1輌の指揮統制車と32式自走機関砲6輌、弾薬供給車3輌、電源供給車1両で1個自走機関砲中隊を構成し任務に就く。
神州民国海軍
084級駆逐艦(建国級駆逐艦/Class084 Missile Destroyer)
満載排水量 | 3,640t |
全 長 | 132.0m |
全 幅 | 12.8m |
主 機 | 蒸気タービン 2軸 |
速 力 | 30kts |
乗 員 | 290名 |
設計から製造までが初めて神州国内で行われた水上戦闘艦。当初は手動操作の砲塔や索敵レーダーのみの機関砲、CIC(戦闘指揮所)を持たない貧弱な電子装備など、戦闘艦としての能力は極めて限定的であった。後期型になると対艦装備の強化、電子装備の換装などの近代化改修が加えられており、今後もしばらくは第一線で活躍するものと思われる。また、その優秀なコストパフォーマンスから、中小国を中心に積極的に輸出され、各国
085級巡洋艦(光復級巡洋艦/Class085 Missile Cruiser)
満載排水量 | t |
全 長 | 144m |
全 幅 | 16m |
主 機 | CODOG 2軸 |
IGSEガスタービン×2 | |
IDEディーゼル×2 | |
速 力 | 31kts |
乗 員 | 250名 |
兵 装 | VG-7BZ艦隊艦ミサイル4連装発射筒×4 |
艦対空ミサイル8連装発射機×1 | |
250㎜対潜ロケット12連装発射機×2 | |
3連装短魚雷発射管×2 | |
15式56口径100㎜連装砲×1 | |
32式25mm機関砲×2 | |
搭 載 機 | 対潜ヘリコプター×2 |
084級に続く神州の水上戦闘艦。設計の段階でCICを設け、電子機器や武器システムのコンピューターによる統合運用を実現したシステム艦である。また、バーラジア製のSADRS-1防空システムの導入で084級の弱点であった個艦防空能力が飛躍的に向上した。対潜・対艦能力についても新型ソナーの搭載やミサイルの改良によって強化されている。