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クアン・ガイ主席、北爆を宣言 北の戦線拡大で全面開戦へ〈V.C.32年8月316期〉

クアン・ガイ主席、北爆を宣言 北の戦線拡大で全面開戦へ


(写真=出撃準備をするBDF-1A Peacekeeper戦闘爆撃機 ディエンカイ空軍基地で)
 クアン・ガイ国家自由発展評議会主席は8月312期、官邸で国営放送を通じて演説し、北部バーラジアでの食糧難を理由に警備部隊として派兵されたリルバーン偽共産政府の侵略軍隊を駆逐するため、北爆を敢行すると宣言した。この命を受けディエンカイ空軍基地を飛び立ったBDF-1A Peacekeeper戦闘爆撃機は、侵略軍隊の補給拠点となっていた北部分裂勢力の空軍基地に誘導爆弾を投下、これを壊滅せしめた。
 一方、これを事実上の開戦であるとした同勢力は「南部解放」の名のもとに戦闘艦艇をNLL(北方限界線)以南に侵出させたため、我が国は同勢力のこれ以上の暴挙を阻止するため、DMZ(非武装中立地帯)付近に展開する国民軍第1、第2両師団をMDL(軍事境界線)以北に進軍させ、北部解放の軍事作戦「不朽の祖国=Operation Enduring Motherland/OEM」を開始した。北部解放の聖戦が今始まったのだ。

地上部隊、MDL越え北進 サイフォンを猛撃


(写真=サイフォンへ向け進軍する第1師団機械化装甲中隊 Type25-ROBAM装甲車)
 MDLを越えた国民軍の地上部隊は、第1陣が900人規模の特殊戦部隊で、第2陣が神州製のType29主力戦車や国産のROBAM装甲車で武装した大規模な機械化部隊だ。我が軍は、ラオディン付近において北部分裂勢力の主要戦力を撃破、同勢力中枢があるサイフォンへ向けて進軍している。

レイリル戦略空軍と共同作戦 北の軍司令部破壊を確認

 今回のOEMでは、レイリル戦略空軍との共同作戦がとられている。我が軍は北部分裂勢力の軍事司令部や空軍基地への爆撃を行った同軍所属のヴィンディケーター爆撃機に航空管制とBDF-1A戦闘爆撃機による護衛を実施し、DMZ沿いにある最前線のハオザン空軍基地を提供している。また、同基地を拠点にレイリル海兵隊のヘリボーン部隊が北に進出、旧安武政府関係者の救出任務に就いている。